レーシック 視力回復手術 助兵衛の随筆 現代日本人の名前から古代日本の歴史が見える。

現代日本人の名前から古代日本の歴史が見える。

最近古代史にはまっていろいろ本を読んでいるせいだと思うのだが、TVを見ていて気になることがある。
それは有名人たちの名前だ。
まず最初に気になったのは日本期待のプロテニスプレイヤー錦織(にしこり)圭。
次は女子フィギュアの村主(すぐり)章枝。芸人の矢作(やはぎ)兼も気になる。

この3人の名前、苗字は読みが難しい。漢字を音読みしただけではない。おそらく日本古来からの言葉(和語)で読んでいる。(つまり訓読み)
音読みというのは、古代中国の読みなのである。
私はこの3人の有名人の名字の由来は古墳時代のヤマト政権まではまちがいなくさかのぼれると思う。
錦織(にしこり)はヤマト政権の錦織部からきているだろう。錦織部とはその名のとおり錦などの高級織物を生産していた手工業集団である。
村主(すぐり)は古韓国語で村長の意味だそうだ。村主は姓(かばね)として、日本書紀でよくでてきます。姓というのは、大王が臣下にあたえた称号のようなものです。
芸人の矢作さんの名字は漢字の意味どおり、由来はヤマト政権で矢を作る組織であった矢作部でしょう。矢作部はヤマト政権が日本全国を支配するために、各地に戦略的にに配置されました。
古墳時代、飛鳥時代では戦闘で矢は大変重要な働きをしました。矢はこの時代唯一の飛び道具です。
戦争になったとき飛び道具で攻撃したほうが刀で接近戦をいどむより味方の損害が少なくて済むでしょう。矢の製造を専門で行う組織矢作部で、矢を大量に製造しておけば戦争で有利にたてます。
日本書紀、古事記には何度もあったヤマト政権と、反乱軍との戦争で、矢の激しい打ち合いがあったことがよく描かれています。(参照 矢作神社
日本書紀に587年蘇我馬子、聖徳太子連合軍と、物部守屋との戦でははげしい弓の打ち合いになって、最後は舎人の迹見赤檮が物部守屋を射殺したと書かれています。
矢から防御するために稲城とよばれる稲の束でつくられた防御壁が使われたようです。
この時代の戦闘では矢の打ち合いが戦争の勝敗を大きく左右したのです。繰り返しますが矢を大量に生産、保有することが戦争を有利に進めるために大事だったわけです。
日本のどこかでヤマト政権に対する反乱がおこれば、その土地の最寄の矢作部が大量に作った矢を調達、敵に矢を雨のように降らせて鎮圧するわけです。
ヤマト政権は日本各地に矢作部をおくことにより、どこで反乱がおこっても大量の矢を反乱軍の鎮圧に使うことができる体制を敷いていたわけです。

小説家の田中芳樹が、小説の中で最近地方自治体の統合が進んでいるなかで、日本古来の地名が消えていることを悲しんでいた。
訓読みは読みづらいので、行政が指定する地名として敬遠される傾向にあるのだ。
効率や読みやすさばかりを追求して、千年以上の歴史がある日本固有の言葉、和語、訓読みは地図から消されていっている。
読みづらいかもしれないが、和語は日本の文化であり、日本人の財産なのになあ。地名変更にはそこのところをよく考慮していただきたい。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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村主さんだけは、知ってましたが、いろいろあるのですねー。
先祖、は多少、由来があるのでしょうか?参考になりました。!

荒野鷹虎さんへ

記事読んでくださりありがとうございます。
北海道では和語ではなく、アイヌ語由来の地名が多いですね。
関東、東北の地名にもアイヌ語のものが多いようですよ。

おもしろいですね

おもしろいですね
ちなみに江戸時代まで大半の日本人は苗字をもっていなかったということですが、そういう意味では、こういった方たちは少数派の祖先を持つということなんでしょうか。
あと天皇の苗字というのはあるんでしょうかね

ろーりんぐそばっとさんへ

姓は天皇が臣下にあたえる称号だったので、天皇には姓はないようです。
江戸時代はいわゆる苗字帯刀制度があったので、江戸幕府や大名に仕える武士階級以外は苗字を公称できませんでした。
例えば幕府直轄領に住む人々で、武士以外の農民や商人は宗門人別帳(今でいう戸籍)に、苗字が記載されることを許されません。
私的な場所であるお墓には、苗字が記載しても良かったようです。
つまり公称できないだけで、一応ほとんどの日本人は苗字はあったと思いますよ。
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怒助兵衛

Author:怒助兵衛
エッセイスト。
随筆はじめました。
マスコミが書けないタブー書きます。
政治経済、歴史、娯楽など気の向くままに随筆を書いていきます

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