レーシック 視力回復手術 助兵衛の随筆 光市母子殺害事件裁判からも見えた日本の裁判の問題点

光市母子殺害事件裁判からも見えた日本の裁判の問題点

光市母子殺害事件の死刑判決を受けて元神戸家裁判事の井垣康弘弁護士が日経新聞にコメントをだしていた。
被告に対する家庭裁判所調査官や心理学者などの専門家の説明が社会一般に理解されていなかったのが死刑判決の一因だという見解を示した。
井垣康弘弁護士は家裁判事をされたこともあり裁判所の実態をふまえてのコメントだろう。
私は社会一般に理解されるかどうかが判決を左右してはならないと思う。

最高裁では「主婦を殺害した後、強姦したのは、死者を復活させるための儀式だった。」という被告の主張がマスコミで繰り返し報道されて話題になった。
私はこの主張は日本の一般市民を怒らせたと感じる。たしかに常識的に考えると反省しているとは思えない。
しかしそもそもこの元少年は異常心理にあった人間であるから、一般常識は通用しない。
そもそも合理的な判断ができる人間が母子殺害をするわけがない。おそらく元少年は知恵遅れか精神障害なのは間違いないだろう。
ようするにきちがいの言うことがまともじゃないからといって怒るのは意味がない。
きちがいはきちがいなりに自分の本当の考えを言ったのかもしれない。それにたいして怒ったり非難するのは的違いだ。
被告がきちがいや知恵おくれだからって言い分を聞かずに裁判の判決をくだすなんて不可能でしょう。

安田好弘弁護士が事件についてマスコミの取材に「1,2審の弁護士はいったいなにをしていたんだ。」とおそらく批判の意味をこめて言っていた。
光市母子殺害事件の1,2審は裁判というより検察の言ったとおりの事件のストーリーを裁判所がそのまま認定する一種の儀式になっていたのではないか。
私は光市母子殺害事件の裁判からは事件の真相を解明して、適切な量刑を与えようという姿勢を感じなかった。
日本では弁護士が真実を解明しようと検察の主張に異議を唱えようものなら「反省していない。」などと裁判官に言われ懲罰的により重い罪を科される。
裁判が真実を審理するところではなく、検察という国の行政機関がだした量刑に権威付けをする宗教的儀式になりさがっている。
裁判官は検察の求刑に権威づけをするいわば司教であり、弁護士はさしみのつまのごとき飾りになりがちではないのか。
検察という国の権威を傷つけるような弁護士の主張にはこっぴどい制裁をお見舞いするわけだ。
かくして日本の裁判は真実をあきらかにする機能がきわめて低くなっており、冤罪が多発しているのだ。
有罪率99.9%【837434件/837528件=99.9%(2004年)】というあきらかに異常な統計資料も私の主張を裏づけする。

私は当ブログで何度も裁判官や検事の問題点を指摘してきた。
光市母子殺害事件という社会の注目を集めた大事件からも、同じようなたくさんの問題点を感じた。
日本の裁判が真実を解明する場所になるように読者の皆さんも応援してほしい。
私はまともな審理がなされていない光市母子殺害事件の死刑判決が妥当とはとても思えない。
私には日本の裁判制度へのさらなる不信感だけが残った。
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テーマ : 刑事事件・裁判関連ニュース
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非公開コメント

怒りさんの意見も分かりますが、この事件はどう見ても死刑に値すると思います。ただ若し、マスコミや被害者に、左右されたのなら間違いでしょう。ヤマダ風太郎の、{魔界転生」に触れたことは異常な判決です。裁判員制度、を前取りしたような判決にも思います。他の裁判と比較した場合、死刑になるべき人も数あります。しかし、証拠絶対主義の日本裁判の慣例で裁いてきました。今回だけ、世間の目を意識した裁判なら最高裁の権威も失墜するかも。?

荒野鷹虎 さんへ

毎度コメントありがとうございます。
被害者の旦那さんの本村さんの執念が死刑判決を呼び込んだ気がします。
うがった見方をすると最高裁で死刑判決をださないために高裁で死刑判決をだしたような気もします。
日本の裁判官はあほですからそういう小細工が大好物なんですよ。

近代司法とは何か

こんばんは~

僕は、国家による殺人である死刑には反対の立場ですので、今回の判決は残念に思います

ところで先日、BPOによる光市母子殺害事件のマスコミ報道の検証結果が公表されました

http://www.bpo.gr.jp/kensyo/kettei/k004.pdf#search='bpo 光市'

辛辣な批判ですが、空気に流されないまっとうな意見だと思います

僕のブログでも書いたのですが、事件報道を受けて怒りを爆発させるテレビ出演者の決め台詞として「もし自分のことだと思うと…」というのがあります。また、加害者よりの発言をすると「お前の家族が殺されても同じようなことが言えるのか!」と詰問されます。正直な話、こういう言い方をすると議論が続きません

冷たい言い方かもしれませんが、被害者と同じ立場に立とうとしたってそれはどだい無理なことですし、単なる感情爆発、もっといえばストレスの発散にしかならないと思っています

僕らがこの種の事件に接するときには、悪を憎む気持ちを一方に持ちつつも、あくまで第三者として事の次第を冷静に見守ることが要求されると思うのです。それがまっとうな市民社会というものでしょう

感情に流された報道の裏では、犯罪被害者の金銭的な救済は進まないという現実は放置され、また、近代司法が守ってきた加害者の人権(日本で実際守られているかどうかは疑問ですが)はないがしろにされつつあります

助兵衛さんの言われるとおり、「裁判とはどうあるべきか」ということを常に意識して考えるべき問題だと考えます

sakaichiさんへ

sakaichiさんの「まったり人生」いつも楽しく拝見しております。
日本人の様々な分野でのリテラシーの低さが今回浮き彫りになりましたね。
私は弁護士の言うとおり傷害致死罪を適用するのがもしかしたら妥当だったかもしれないと思います。
安田さんをはじめ弁護団は荒唐無稽な主張をしているのではなく、心理学などの専門家に証言をさせています。
荒唐無稽どころかむしろまっとうな弁護であったように感じます。
まっとうな弁護をするとむしろ社会から浮いてしまうのが日本社会そして裁判の現実だというのはおそろしく低レベルです。
今日三浦和義のアメリカでの裁判の審理をテレビでやっているのを見ましたが、裁判官は弁護士にも敬意を払っているように見えました。
三浦和義被告のサイパンからの移送は弁護士の異議により、再審理されることになりました。
アメリカの裁判は筋が通っているそう感じましたね。

No title

こんにちは
美と健康のブログ、実は・・・本当のところのフォーミディブルと申します。
光市母子殺害事件の死刑判決に納得がいかず、情報を探していてこちらにたどり着きました。
私も同感に思います。

ご挨拶が遅れましたが、
ブログの方に、リンクを貼らせていただきました。
またブログに来ていただいてありがとうございました。

フォーミディブルさんへ

はじめまして フォーミディブルさんへ。
ブログの光市母子殺害事件の記事拝見しました。
いろいろな情報があって勉強になりました。
本当にいろいろ考えさせられる事件でした。
ありがとうございました。
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怒助兵衛

Author:怒助兵衛
エッセイスト。
随筆はじめました。
マスコミが書けないタブー書きます。
政治経済、歴史、娯楽など気の向くままに随筆を書いていきます

Twitterもやってます。
@ikari_sukebei

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