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「国家神道と日本人」レビュー

国家神道と日本人 (岩波新書) | 島薗 進を読みました。興味深い本で楽しかったです。政治と同様、日本社会でタブー視される宗教。戦前の国営宗教国家神道とそれがアメリカによって廃止された後どうやって生き残っているかということが書いてあります。国家神道は天皇も含みます。
第4章国家神道はどのように広められたのか?、国家体制をめぐる「顕教」と「密教」はなかでも興味深い箇所だった。天皇崇拝を国民に強制する国家神道には大衆用とエリート用が二つあったという話だ。大衆用(顕教)は天皇への絶対的な服従を大衆に求める。一方エリート用(密教)はそうではない。天皇はあくまで飾りであり、名目にすぎないとされた。伊藤博文が天皇を自分の操り人形のように言っていた話があるが、まさに支配階級はそう思っていたのだろう。今の日本でも認証官と呼ばれる高級官吏たちはそういう意識をひきついでいる。支配者層は天皇を利用し、支配される大衆は天皇への忠誠として時に命を捨てることも要求された。
また天皇が現在も祭祀をおこなっておりこれが政教分離に反するのではないかという指摘も興味深かった。これなどは記者クラブメディアが報道しないゆえに国民が気づけない日本の問題点である。天皇家だけではなく、総理大臣、国会議員、最高裁判事などもこの皇室祭祀に参加しているが、日本のマスコミは報道しないそうである。たしかに私もマスコミがこれを報道しているのを聞いたことがない。
本の内容は島田裕巳の本よりはかたいがけっして読みづらい箇所は少なく楽しく読めました。日本人の精神が歴史的にどう変わっていたのか興味ある方にも歴史の本として楽しく読めると思います。島薗進さんの別の本も読んでみたいなあ。
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自分の実力を正しく知っていますか?

錯覚の科学という本に書いてあったのだが、人間というのは自分の実力を過大に評価しがちであるらしい。特にレベルの低い人間ほどそういう傾向にあるようだ。チェスをやっている人間でも実力の低い人ほど自分はもっと評価されるべきだと思っているそうな。高段者は自分の実力を比較的正確にわかっている。
たしかにそうだと自分やまわりの人間を見ていると思う。私自身たいした人間でもないのにすぐうぬぼれてしまう。あとで気づいてはずかしいと思ったことが何度あったことか。相田みつをさんの詩でいうなら「自信はなくてうぬぼればかりああはずかしいはずかしい」だ。アマチュアテニスプレーヤーの中にも錦織君やサンプラスなどトッププロテニスプレーヤーをまるで自分のほうが彼らより上手いみたいに評論する人にたまにでくわしておどろく。「錦織はマスターズ勝ったことないからまだまだだよねー」そう評論している本人は市民大会で入賞した経験すらないのである。客観的な実力差は言うまでもない。
どうしたらテニスで自分の実力を正確に知ることができるのか?シングルスの試合をしてみるのが一番わかりやすい。試合後のスコアで自分の実力を知ることができる。いろいろな大会に参加するのももちろん良い。試合前の練習を見てこの人には勝てるだろうなどと思っているとコテンパンにやられることも多々ある。試合以外にもコントロール力のテストをしてみるのも良い。サービスエリアにゾーンを決めてそこにどのくらいの確率でサーブが決まるか試してみる。同時にスピードもどのくらいでているかチェックする。自分がテニスをしている姿をビデオで撮影するのも良い。直感的に自分の実力がわかる。百聞は一見に如かずとはこのことだ。だいたいのテニスプレーヤーは自分がテニスする姿をビデオで見ると、一目瞭然で下手なのでがっかりする。自分ではプロテニスプレーヤーのように華麗にプレーしているつもりなのだ。自分のフォームを正しく知っておけばあとでコーチや友達にアドバイスをもらったときにも話が通じやすい。自分の実力、自分のフォームを知ることから上達の道ははじまるのです。

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藤生明「ドキュメント日本会議」レビュー

藤生明「ドキュメント日本会議」という本を読みました。菅野 完「日本会議の研究」と比べるとぐっと日本会議よりの立場で書かれた本だなと感じた。この本の読者は日本会議の椛島有三に良いイメージを持つのではないだろうか。
いろいろな意味でタブーになりつつある三島由紀夫の話もおもしろかった。いわゆる三島事件。東部方面総監益田兼利が三島にさるぐつわで拘束され人質にされるという失態は自衛隊の不名誉な歴史である。また三島がこの時の演説で自衛隊をアメリカからの軍隊と呼んだのも一部の権力者にとって隠したいところだろう。しかし三島由紀夫がはたして日本会議や現在の右翼に大きな影響をおよぼしているかは疑問に感じる。三島は有名人だったからさまざまな政治屋に利用されたにすぎないのではないか。
さらに朝日新聞社の記者ということで、いろいろ隠し事をしているのではないかと感じた。この本のエピローグで安倍政権を陰で牛耳るという日本会議表現はすぎたものだと言っているが、ならば実際に彼らが日本の政治で実現してきたものの原動力はなんなのか?朝日新聞に限らず日本の記者クラブメディアは強い政治力を持つ宗教団体や政治団体に都合の悪いことは報道しない。(もちろん自分たちに都合の悪いことも!)。
著者が朝日新聞社の方ということでいろいろと書けないことがあるのだろうなと感じた。いやもともと書く気もないのかもしれないが。しかしまさに日本の政治は裏でうごめく利益団体が動かしているのであり、それを新聞記者が書けないとしたら多くの日本人は自国の政治を知ることすらできない。放送禁止用語を含めさまざまな権力者や利益団体に都合のよいタブーをつくるのに忙しい記者クラブメディア。良識ある多くの日本人はくだらない規制を作ることにいそしむより、本当のことを報道して教えてほしいと思っているだろう。

白井権八と小紫を知っていますか?

今回は歴史のお話です。「ドイツ公使の見た明治維新 M.V. ブラント著」という本を読んだのですが、そこで江戸時代、白井権八という追剥とその情婦吉原の遊女小紫のことを知りました。この白井権八いまでいうところの強盗殺人をした武士でございます。しかもどうも殺された人が一人や二人ではなく百人以上だそうな。吉原へ通う金が欲しかったらしい。白井権八じつは本名を平井権八というそうである。権八が死んだ後に歌舞伎、浄瑠璃や映画化された時の役名が白井。のちに自首して25歳で刑死。小紫はあとを追うように権八の墓の前で自害したそうな。
そしてブラントが日本に駐在していた幕末、この権八と小紫の墓に不幸な恋に悩むものが多く訪れ、お祈りをして花を供えていたそうな。多くのものが訪れていたようでブラントは花がたえるのを見たことがないと言っている。
権八も小紫もとくになにか偉業をなしたわけでもなく、むしろ凶悪犯罪者とその情婦である。なぜこういった人間たちが人気をはくしたのだろうか。そこに日本人の精神文化を感じる。江戸時代から歌舞伎や浄瑠璃で人気だったからだろうか?Wikiによると権八と小紫を題材とした映画が1956年まで何回も制作されているようだ。それとも遊女の不幸な恋に共感するものが二人の墓をおとずれているのか。今では目黒不動瀧泉寺に権八と小紫の墓があるという。今でも日本人はこの二人の墓まいりにいっているだろうか。

テニス、人のためにならぬ嘘

ここ2年くらい健康のためにまたテニスをやっています。けっこう本格的に競技志向でやっていてシングルスメインで試合なんかもでています。
テニスやってるといろいろ考えさせられることが多いです。テニスは試合の時にセルフジャッジといって自分で審判をしながらやります。これがけっこうむずかしい。まずスコアを忘れたりします。長いポイントで苦しかったり、夏とんでもなく暑い場合によく忘れます。たぶん脳が酸欠になるのでしょう。まあそのへんはしょうがないところがあるのですが、相手が弱かったりサーブが入らなかったりする場合にフォルトやアウトをちょっとおまけしてインにしてやろうかなどと思うことがあります。これは良くないです。相手にするとアウトだったボールをインにされると、フィードバックが狂います。アウトの感覚をインだと覚えてしまうわけです。結局機械的に正しく正直にジャッジすることが相手のためにもなります。変に気を使ってアウトをインにするのは実はおためごかしなんじゃないかと思うようになりました。

あいだみつをの詩「その人」にこうあります。

その人の前にでると
絶対にうそが言えない
そういう人を持つといい


まさしくテニスのフェアプレーの精神そのものといった気がします。ジャッジで嘘を言わない人こそ本当に自分のためになる人なのです。そしてそういう嘘を言わない人と友人になるためには、自分も嘘をいわない人にならなければなりません。嘘を言ってアウトボールをインにする友人より、本当のことを言ってくれる友人を愛せますか。またそういう友達を持っていますか。テニスをやっていると心も鍛えられます。本当は人間がテニスを含めスポーツをやるのは、こういった哲学や宗教を学ぶためなのではないでしょうか?テニスを含めスポーツというのは勝った負けたで一喜一憂するためにやっているのではないと思います。スポーツをするということは貴重な人生経験、人生を学ぶということなのです。
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怒助兵衛

Author:怒助兵衛
エッセイスト。
随筆はじめました。
マスコミが書けないタブー書きます。
政治経済、歴史、娯楽など気の向くままに随筆を書いていきます

Twitterもやってます。
@ikari_sukebei

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